朝からまたパンを焼きました。 子どもたちの朝ごはん用のストックがなくなっていて、食パンも買い忘れていたことに気づいた瞬間、 「あぁ、忘れた」と思いながらも、気づけば手は生地をこねていました。
今日はリクエストでチョコスティックパンとチョコベーグル。 焼き上がった瞬間、バターの甘い香りがふわっと広がって、 その匂いだけで“あぁ、この家の朝だな”と感じます。 家で作るパンは、チョコもナッツも好きなだけ入れられるから、 子どもたちの「もっと入れて!」の声に応えられるのがちょっと嬉しい。
最近、そんな子どもたちを見ていると、 本当にあっという間に大きくなったなぁと胸がぎゅっとなる瞬間が増えました。
長男は物欲もなく、物に執着することもなく、 静かに、まっすぐに育ってくれた子。 あの子の素直さは、今思うと奇跡みたいに感じることがあります。
それに比べて娘たちは、周りからの情報をたくさん吸い込んで、 学校でのいざこざや、友達が持っているものへの憧れ、 小さなこだわりや、ちょっとしたわがまま。 そういう“女子らしさ”を全身で抱えていて、 ときどき繊細すぎて心配になるけれど、 それでもやっぱり、全部ひっくるめてかわいい。
同じ家で育っているのに、こんなにも違うんだなぁと、 子どもって本当に不思議です。
これからどんなふうに成長していくんだろう。 嬉しさと、少しの切なさと、 「このまま仲良く暮らしていけたらいいな」という願いが、 最近はいつも心のどこかにあります。
今月は娘たちの誕生日。 双子だということを知らされた時のことは、今でも鮮明に覚えています。 あの瞬間の空気、病院の匂い、先生の声のトーンまで思い出せるほど。
最初は「え…?」と頭が追いつかなくて、 喜びよりも驚きのほうが大きかった気がします。 お腹の中に命がある――その奇跡がふたつだったなんて、現実味がなくて。
でも、少しずつ実感が湧いてくると、 胸の奥がじんわり温かくなって、 「この子たちを守っていくんだ」という気持ちが自然と湧いてきました。
不安もあったし、ちゃんと育てられるのか心配で泣いた日もありました。 それでも、あの時の“ふたつの命を授かった喜び”は、私たち夫婦にとって特別な瞬間でした。
双子だと知らされたあの日、主人に電話で伝えたときのことも忘れられません。 「涙が出そう」と言って喜んでくれたあの声が、今でも胸の奥に残っています。 あの瞬間の嬉しさは、きっと一生忘れない。
離婚という結末にはなってしまったけれど、家族は家族。 形は変わっても、子どもたちの親であることに変わりはありません。 これからも、笑って会える関係でいたいと心から思っています。
ただ、時間が経つほど、あの時の喜びがどれだけ大きかったのかを思い知ります。 それでも人生は思い通りにいかないこともあって… 「こうしていたら」「ああしていれば」と考えてしまう日もあります。 あの頃の私たちに、何か変えられることはあったのでしょうか。
そして今、あの小さかった双子が、 それぞれの個性を持って、笑ったり泣いたり、悩んだり喜んだりしながら成長している。 今年は一人ひとつ、15センチのスポンジケーキを焼いてあげようと思っています。 どんなデコレーションにしようか考えている時間が、私にとってはちょっとした幸せ。 喜んでくれるかな–
子どもたちの成長を見守りながら、私も少しずつ前に進んでいきたいと思います。 ご覧いただきありがとうございます。本日もお疲れさまでした。


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